2月28日(土)
やっと実戦のマウンドに上がった。対シアトル・マリナーズ戦、2番手として3回と4回を投げる事になった。それ以上に相手打線がマリナーズの主力メンバーで、これ以上にないほどのメンバーなので、自分でもビックリするほどで、どうやって抑えていいのか解らない感じだった。とにかくマウンドに上がった訳だけど、最初の打者を歩かせてしまい、そのあとの打者を1−3となりながらも、ライトフライに打ち取って安心したのは、つかのまで、次のバッターが日本でも有名なケン・グリフィーJrとくれば、自分でもどうやって抑えていいか全然わからず、無我夢中で投げた。結果レフトフライに打ち取ることができ自分でもどうやって投げたか分からない感じだった。続く打者も三振に仕留め、メジャー初のマウンドを〇点にきりぬけた。続く4回は、1アウトの後、初球の甘いスライダーを、レフトにホームランされメジャーのパワーを見せ付けられた。結局その後を無難に抑え、2回を投げて一安打、一失点、一四球という結果に終わった。内容より結果を求めていた筈だったが、終わってみれば逆の形になっている感じだ。とにかく肩の調子も、思っていたより良かったし、とにかくあのマウンドで投げれた事は、最高に楽しかったし、幸せな気分だった。
3月1日(日)
昨日投げて、体中が張っているいた。久しぶりのゲームだったので仕方ないところだが、次の登板までには完全に元の状態に戻したい。そのあたりはトレーナーと相談しながら、マッサージとウエイトトレーニングでできるだけ速く回復するようにしたい。これからは登板間隔が詰まってくるので、必ず状態はベストに維持できるように心がけたい。
昨日のゲームを観て、チームのメンバーからよく声を掛けてくれるような感じだ。特に、監督やピッチングコーチは、ここまでスピードがでるとは思っていなかったらしく、うれしそうに話してくれている感じだった。とにかく次の登板も、アピールできるような投球をしたい。
3月2日(月)
今日はチームが遠征で、自分たち投げない投手は残留して練習を行った。投げてから2日たち、少しずつ体の張りも取れて来ているが、まだ完全に元の状態には戻っていない。明後日までに戻れば良い訳だが、それまでに張りがとれるかどうか少し不安である。久しぶりの実戦で、自分の気持ち以上に力んで投げていると思うので、なかなか簡単には元の状態には戻らないだろう。
今日、ピオリア・スタジアムでシアトル対オークランドの試合があり、そこに元ジャイアンツにいたシェーン・マックが来ていたので挨拶にいった。元気そうにやっていたので、嬉しかった。これからも日本に来ていた選手には、たくさん会う事だろう。そういった選手を参考にして、どうにかこちらの選手に置き換え、自分がどうすれば抑えられるか、何かヒントみたいなものが見えてくるとありがたいものだ。
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